コーヒーは健康に良いってホント?死亡リスク軽減の効果も!

コーヒーを飲むと健康になるという話がある一方、コーヒーの飲み過ぎで胃腸を痛めたり、カフェイン中毒になったりしたという話も聞きます。
コーヒーは健康に良い飲み物なのでしょうか、それともあまり飲まない方が良いのでしょうか。
今回は、コーヒーと健康の関係について調べてみました。

 

【結論】コーヒーは飲まないより飲んだ方が良い

世界中でコーヒーと健康に関する研究が行われています。
海外の論文ではコーヒーによって糖尿病や子宮がん、肝臓がんのリスクが低下することが示されました。
また日本人を対象にした国立がん研究センターの調査でも、コーヒーを飲む習慣がある人は心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患による死亡のリスク、その他のすべての原因による死亡リスクが低いという結果が示されています。
1日3~4杯程度のコーヒー摂取で、あらゆる病気による死亡率が低くなるというのです。
コーヒーのどの成分が健康効果をもたらしているのかについては明確になっていませんが、ポリフェノールの一種「クロロゲン酸」の抗酸化作用や抗炎症作用が影響しているのではないかと考えられています。

飲み過ぎは厳禁!胃腸が弱い人は要注意

適度なコーヒーの摂取は健康習慣といえますが、飲み過ぎには注意が必要です。
コーヒーは胃酸の分泌を活発にするため、大量に飲むと胃の粘膜が刺激されて胸やけや腹痛の原因となるでしょう。
また、コーヒーに含まれるカフェインは眠気を覚ましますが、疲れている時に無理やりコーヒーを飲んで覚醒しようとするのは「元気の前借り」です。
反動で強い疲労感を覚え、毎日大量にカフェインを摂取することで依存症に陥る可能性もあります。
カフェイン依存症になると、コーヒーを飲まずにはいられなくなることも。
カフェインが切れて頭痛や吐き気、大量の発汗、不安に襲われる人もいるので、飲み過ぎには注意しましょう。
1日3~4杯を時間を空けて摂取するくらいであれば、胃腸への負担や依存症になるリスクはないと考えられます。
ただし、極度に疲れている時や就寝前、空腹時は摂取を控えてください。

コーヒーはいつ飲むべき?カフェインレスでも効果あり!

カフェインには覚醒させる効果があるため、夕方以降に飲むのはおすすめしません。
朝すっきり起きられなかった時や、昼食後、15時のおやつと一緒に飲むと良いでしょう。
カフェインを除去した「デカフェ」でも、糖尿病のリスクが低下したという研究結果もあります。
これはカフェインを控えるよう推奨されている妊娠中の人でも飲めるコーヒーですが、夕方以降のリラックスタイムにもおすすめです。

 

コーヒーは1日3~4杯まで、糖尿病予防やダイエット効果を期待するなら、砂糖やミルクを入れないブラックコーヒーで飲みましょう。
ポリフェノールなど健康成分が含まれていますが、体を冷やすので飲み過ぎには注意してくださいね。