長く続く体調不良の原因が見つからない!その「なんとなく不調」、不定愁訴かも

特に思い当たる病気はないけれど、何となく体がだるかったり、頭が重かったりすることが続いていませんか?
不規則な食事や睡眠、ホルモンバランスの乱れによって体調を崩す人もいますが、その多くが検査をしても病気が見つからない「不定愁訴(ふていしゅうそ)」と呼ばれる状態であるといいます。
今回は女性に多い不定愁訴の特徴と、考えられる原因について解説しましょう。

 

不定愁訴(ふていしゅうそ)とは?症状は人それぞれ

検査をしても病気が見つからず、原因がはっきりしないさまざまな体調不良を「不定愁訴」といいます。
欧米ではMUS(medically unexplained symptoms)と呼ばれ、日本語では「医学的に説明できない症状」と訳されています。
主な症状として、倦怠感や肩こり、頭痛、めまい、動悸、不眠、気分の落ち込みなどが報告されており、季節や時間によって症状が変化する人も多いです。
男性より女性の方が多いことも分かっており、体力や筋肉量、性ホルモンの分泌による生物学的な要因が関係していると考えられています。
心理的なストレスやトラウマによっても引き起こされる可能性があり、生活習慣とも関係が深いでしょう。

更年期障害の一種?栄養不足が原因の女性も多い

不定愁訴の原因にはさまざまなケースが考えられ、更年期症状や甲状腺異常による症状のひとつだと指摘する専門家もいます。
40代以上の女性で生理不順の人、生理前・中・後の体調に変化を感じている人は女性ホルモン検査を検討してみてください。
若い女性の場合は栄養不足、特に鉄やたんぱく質、ビタミン不足による健康障害の可能性も高いです。
そのほか、ダイエットのための食事制限やストレスによって体内の栄養バランスが崩れた結果、不定愁訴につながるケースもあります。
朝食を抜くだけでも1日に必要なエネルギーの量を摂取するのが難しくなるので、一日3食を基本に食生活を改善することも大切です。

 

むくみ・体重増加・うつ状態に心当たりのある人は要注意!甲状腺異常が原因の場合も

不定愁訴は、甲状腺異常による症状の可能性もあります。
甲状腺ホルモンは全身の新陳代謝に影響しており、分泌が減少するとむくみや体重増加、うつを発症することも多いです。
また、月経異常も併発するため、更年期症状と間違えられることもあります。
倦怠感や冷え、頭痛などの不調に加えてむくみやうつ症状がある場合は、甲状腺ホルモンの値についても調べてみましょう。

 

病名がつかないからといって、長く続くさまざまな不調が「気のせい」ではありません。
検査をしても異常が見つからない場合は、セカンドオピニオンの利用や、他の診療科に相談してみることをおすすめします。
血液採取でホルモン検査や甲状腺検査も可能なので、原因不明の不調でお悩みの方はぜひ一度専門医へ受診してみてください。