みなさんはお酒って好きですか?
適度な飲酒はストレス緩和や体温の上昇、善玉コレステロールの増加の健康効果があるといわれています。
しかし、飲みすぎれば反対に毒となってしまうことも…
今回は、飲酒がもたらす健康への影響について解説しましょう。
「酔う」ってどういうこと?お酒のアルコールに反応
お酒を飲んで「酔っぱらっている」という状態を経験したことのある人もいるでしょう。
頭がぼーっとしたり、陽気になったり、人によっては真っ直ぐ歩けなくなる、怒りっぽくなる人もいます。
これはお酒の成分であるアルコールが原因であり、人の脳に作用するためだといわれています。
また、アルコールは胃や肝臓、血管などにも作用し、身体的な健康にも影響を及ぼすでしょう。
アルコールは簡単に言えば脳をマヒさせる「麻酔」であり、脳内のアルコール濃度によって神経伝達面への影響度合いが変わります。
脳内のアルコール量を測ることはできませんが、血液検査によって血中のアルコール濃度を測り、どの程度酔っているか調べることは可能です。
お酒を飲むと死亡率が低くなる!?適度な飲酒は心筋梗塞を防ぐ
毎日適量のお酒を飲む人は、全くお酒が飲めない人やたまにしか飲酒しない人よりも心筋梗塞などの突然死のリスクが低いと言われています。
ただし、お酒を飲む人の年齢やアルコール耐性、健康状態によって条件が異なるため、「お酒を飲まないより飲んだ方が良い」と分かっているわけではありません。
また、毎日大量に飲酒する人、アルコール依存症を発症している人は逆に心筋梗塞や冠動脈疾患で死亡する確率が高いことが分かっています。
そのため、現代の医学では「お酒を飲めば健康になる」とは言い切れません。
どんな食べ物・成分でもそうですが、摂り過ぎは禁物ですね。
お酒でリラックス♪ストレス緩和で免疫力アップ
飲みすぎれば毒になるお酒ですが、お酒に含まれるアルコールが脳の理性を司る部分の働きを鈍くするため、適量ではリラックス効果があります。
リラックスすることはストレス緩和になり、ストレスが緩和されることはさまざまな病気のリスクを下げることにもつながるでしょう。
ワインやウイスキーの香りも気分を和らげ、ビールの原料ホップの香りにも気持ちを落ち着かせる効果があると言われています。
穏やかな時間を楽しみたい時、お酒は良い味方になってくれますよ♪
お酒が好きな人は、毎日適量を守ることを心掛けましょう。
また、週に1回・月に1回など、「休肝日」を設けるのがおすすめです。
20歳未満の人やお酒が飲めない体質の人は、絶対に飲まないでくださいね。