みなさんは日々の疲れを取るために、何か行っていますか?
マッサージや睡眠、温泉に行くなど様々な方法がありますが、食事で疲れを取る方法もあります。
体に良い栄養素を摂ったり、疲れの原因に合わせて食材を選んだりすることで、長く溜まった疲労にも効果的ですよ。
今回は、疲れた時にオススメの栄養素や食材をご紹介します。
筋肉疲労、肉体疲労にはビタミンB1
豚肉やウナギ、豆腐などビタミンB1が含まれた食材は、糖質をエネルギーへと変換する効果があり、疲労回復によく効くことから「疲労回復ビタミン」とも呼ばれています。
さらにビタミンB1に加えて、アリシンという栄養素を同時に摂取すれば、より疲労回復の効果が期待できますよ。
アリシンはネギやニンニク、ニラなどに含まれていて、刻んだり熱したりすることで疲労回復の効果が持続し、ガン予防にも効果的と言われています。
慢性疲労、精神疲労にはビタミンC、E
疲労は蓄積された状態でいると免疫力が低下し、病気になりやすくなるので、疲労物質を取り除いてくれる緑黄色野菜や柑橘系の果物を積極的に食べましょう。
ビタミンCが豊富に含まれているので鉄の吸収をサポートしてくれる効果もあります。
アーモンドなどのナッツ類や魚介類に含まれているビタミンEと合わせて摂取すれば、より効果が高まりますよ。
夏バテなどの季節的な疲労には食欲を出す食材
気候の変化に耐えられないと、食欲不振をはじめとした胃腸の不調が表れます。
食欲を上げるためには、辛味や酸味など刺激のあるものが効果的です。
キムチや唐辛子、柑橘系の果物を食べると良いでしょう。
また、胃腸の不調にピッタリなのが、山芋やオクラ、なめこなどの粘り気のある食材。
消化の吸収をサポートしてくれたり、肝機能を高めてくれたりと、疲労からくる不調を取り除いてくれますよ。
疲れを予防するために日頃から摂取しておきたい栄養素
・ビタミンB2
成長の促進には欠かせない栄養素で、「発育ビタミン」とも呼ばれています。
疲労の原因である乳酸などを取り除く効果があり、たんぱく質や脂質、糖質の代謝をサポートします。
・カルシウム
歯や骨を強くするほか、ストレスなどの精神的な疲労の緩和効果があります。
筋肉の収縮や神経を安定させて、筋肉をスムーズに動かすためのサポートもします。
・鉄
体内に酸素を運んで、疲れや気分の落ち込みを改善してくれます。
運動能力や学習能力の向上にもつながりますよ。
疲労回復にピッタリな栄養素・食材を知っておくことで、様々な疲れに対応できるでしょう。
しかし、疲労が蓄積している時はなかなか食欲が湧かないもの。
無理に食べようとせず、小分けにして食べるなど胃腸に負担をかけないようにすることも必要です。
疲れた時には、食事の内容を見直してみてくださいね。