洋食や中華など、日本には伝統的な和食のほか様々な国の料理を食べることができます。
飲み物でもワインやビールなどのお酒やコーヒー、お茶など、海外にルーツを持つものがありますが、世界には日本人が知らない味や材料が使われているものがまだたくさんあります。
今回は珍しい世界の飲み物について調べてみました。
ハーブが効いている!海外のお茶・コーヒー
海外には、ハーブをふんだんに使った料理や飲み物が多くあります。
モロッコで親しまれているお茶「モロッカンティー」は、中国の緑茶とミントの葉で淹れたお茶に砂糖をたっぷりと入れたものです。
アジアと中東のつながりを感じる異国情緒あふれるお茶ですね。
日本人にも親しみのある緑茶に、ミントの爽やかな香りが新しい味わいです。
また、サウジアラビアでは「ガーワ」と言われるコーヒーがあります。
これはコーヒーポットの注ぎ口にカルダモンというハーブを割ったものを数粒詰め、その粒を通してコーヒーを注ぐという不思議な飲み物で、コーヒーの香りとカルダモンの生姜やレモンに似たようなスパイシーな香りが混ざり合うエキゾチックな味わいです。
いつものコーヒーよりもすっきりするので、気分転換にぴったりですよ。
寒い季節に飲む?暑い季節に飲む?大人のドリンク
アメリカでは、「エッグノック」という温かいドリンクが冬の定番になっています。
牛乳に卵を溶き、ナツメグやシナモンを振りかけていただく飲み物は、体の中から温まるので寒い日にぴったりですね。
子どもはお砂糖を多めに、大人はスパイスを多めにして楽しみます。
キューバの「モヒート」は作家ヘミングウェイが愛飲していたことで有名になりました。
ラム酒にミントとライムを加えたもので、肉料理によく合います。
ミントは多めに入れるのがキューバ流ですよ♪
現地でしか飲めない!?変わり種ドリンク
エベレストに登る予定のある人は、ぜひネパールの伝統的なお酒「トゥンバ」を飲んでみてください。
山岳地帯ではトゥンバを飲んで体を温めてから山に登るという習慣があり、お祭りでも振舞われます。
このお酒は現地でしか飲めないとされ、飲み方も独特です。
キビの実を発酵させたものを壺や樽のような形をしたコップに入れ、数分待ったら専用のストローで飲みます。
1口目と2口目では味が変わり、酸味や甘みの印象が違ってくるでしょう。
量が減るとまたお湯を足してくれるので、3回くらいおかわりも楽しめますよ。
かき混ぜると味が落ちるので、ストローを動かさず静かに飲むのがコツです。
世界にはまだまだ不思議な味が隠されていたのですね。
海外旅行に行ったら、現地にしか売られていない飲み物にチャレンジしてみるのも良いですよ♪