気づかないからこそ見逃さないで!ドライマウスの原因とサイン

虫歯や口内炎などお口のトラブルでたびたび悩まされてはいませんか?
お口の中のトラブルの原因の一つにドライマウスというものがあり、自覚症状がない人もいます。
今回はドライマウスの原因について紹介します。

ドライマウスの原因

人の口の中は唾液で守られており、唾液には歯や粘膜を補修する機能が備わっています。
しかし、ドライマウスでできの分泌量が減ると、唾液で守られなくなり、その機能が十分でなくなるため虫歯や口内炎などお口の中のトラブルの原因になります。
ドライマウスは加齢とともに進行することも多く、徐々に進行していく人もいるので、気づきにくい「隠れドライマウス」といわれる状態の人もいます。
ドライマウスになる原因として考えられるのは「加齢」、「薬の副作用」、「喫煙」などが考えられます。
その他にも、糖尿病、腎臓病、シェーグレン症候群といった病気の可能性も考えらるため医療機関へ相談することも視野に入れましょう。

ドライマウスのサイン

ドライマウス自体の症状を感じなくてもドライマウスを疑うことのできるいくつかの症状はあるので、紹介します。

・虫歯

虫歯ができたときは唾液で歯が保護されていないことが考えられるので、ドライマウスの可能性があります。
一つくらいなら歯磨きが悪いことも考えられますが、急激に増えた場合はドライマウスを疑いましょう。

・口内炎

唾液があると潤滑剤の役割をするので、少し口の中に歯が当たったくらいでは傷がつきません。
しかし、唾液がへると潤滑剤が少なくなり、口の中を傷つけ口内炎ができやすくなります。
頬を強く噛んだなどの思い当たる原因がない口内炎が増えたときには注意が必要です。

・口臭

自分では気づきにくいかもしれませんが、口臭もドライマウスのサインです。
唾液が減少すると口の中の細菌を洗いなせないので、口臭が強くなります。

・食べにくい

食事が口の中に張り付いて食べにくいような場合は、唾液がへっている可能性があります。
舌がピリピリするなら疑ったほうがいいです。

ドライマウスの原因について紹介してきました。
物をよく噛む、唾液を分泌しやすい舌の体操をするなどするとドライマウスを改善させることが期待できます。
ドライマウスのサインを見逃さないためにも歯の定期的な検診を行うことをおすすめします。
またドライマウスを防ぐためには、食べ物をしっかりと噛んで食べるようにしたり、唾液を分泌しやすくする柑橘類を積極的に摂取したりといった工夫をするようにしましょう。