貧血の一種となる虚血には、恐ろしい事実が多いのはご存知でしょうか?
虚血には、今後の生活に悪影響を与えるものとして甘く見てはいけない病気なのです。
今回は、虚血の恐ろしさについて説明していきましょう。
虚血が起こる原因
虚血は、動脈血量の減少による体の一部分の貧血のことを指します。
そのため、多くの人が感じている慢性貧血状態の「いつも貧血でフラフラする」という感じでありません。
一般的な貧血よりも危険性が高く、注意しなければいけない状態となっています。
この虚血は急激な運動や、緊張が大きい時によく起こってしまいます。
体内のバランスが急激に変化することで、血流のバランスが乱れ始めます。
バランスが崩れると、血液が多く運ばれる組織と血流が停滞してしまい、血液が十分に送られなくなってしまいます。
そうなることで、虚血状態を引き起こしてしまいます。
通常の虚血状態であれば、一時的に起きているため、しばらくする状態が安定してきます。
しかし、休む暇なくその虚血状態が続いてしまうと、大きな悪影響を引き起こします。
組織の破壊をしてしまう場合がある
虚血状態のままでは、血液が運ばれないため、血液の中にある酸素が全身に行っていないという形になります。
そのため、虚血状態では酸欠状態にもなり得ます。
この酸欠状態では、酸素の少なさに耐えることができなかった細胞たちが次々と死んでしまいます。
万が一このような状態があるという時のために、体は蓄えておいた成分を分解して、生命の維持を助けてはくれます。
しかし、虚血状態を乗り越えたとしても、血流が流れ出すタイミングで、使ったエネルギーの分だけ活性酸素を生み出してしまいます。
その活性酸素が、細胞を傷つけたり、酸化を起こしたりするのです。
活性酸素によって傷付けられた部分によっては、重症となる機能障害にもなってしまいます。
特に、脳や心臓にダメージが行ってしまった場合には、修復が困難となり、大きな後遺症を引き起こす可能性があります。
たかが貧血とは思わずに、その重大さは知っておくべきでしょう。
虚血は慢性貧血とは違い、恐ろしいリスクがたくさん潜んでいます。
特に緊張状態や、急激な運動は体に大きな負担を掛けるため、注意しておくべきです。
また、虚血状態であると感じた場合には、すぐに病院に行き、抗酸化剤を投与してもらいましょう。
放っておかないことにすることで、大きな後遺症を招くリスクを回避できます。