人間なら誰でもミスや失敗はつきものですが、その時の謝罪対応が社会人において大事と言えます。
しかし、どのように謝ればいいのか、分からず不安な方は多いでしょう。
謝罪の時にはいくつか注意しなければならないポイントがあります。
今回はミスした時の謝り方と謝る時のポイントを紹介しましょう。
謝る時の心掛け
自分のミスが原因のトラブルであるならば、それをしっかりと受け止めなければなりません。
自分にはそこまで重大でなくても、相手にとっては大きなことである場合があります。
謝罪で重要なのは、相手に気持ちを納めてもらえるようにすることです。
「すいません」ではなく、「申し訳ございません」と丁寧な言葉遣いで頭を下げましょう。
部下を持つ立場の人は、自分のミスでなくても謝る場面が出てきます。
自分の立場を理解し、部下の失敗であろうと誠実に対応しましょう。
しかし、トラブルの原因が明らかに相手側の誤解である場合もあります。
そんな時は謝るのではなく、状況をしっかりと整理して、相手に理解してもらうことが大切です。
謝罪で逆に状況を悪くしてしまうケースもあるので、相手の勢いに押されず、冷静に状況を分析しましょう。
謝罪のポイント
謝罪が必要になった場面では、相手が感情的になっている場合があります。
相手の逆鱗に触れないためにも、謝罪のポイントを押さえておきましょう。
・速やかな対処
トラブルは時間がたつほど事態が大きく、取り返しがつかなくなります。
事が小さなうちに素早く対処するのが、収束に向かうポイントです。
・原因を考える
相手が何に対して怒っているのか、その原因をきちんと理解することが大事です。
原因が分からず的外れな謝罪を繰り返していては相手の怒りは収まりません。
怒りの本質が掴めると、自然と謝罪の言葉や対象の方法が見えてきますよ。
・堅実な態度
謝罪の際は堅実な態度で接しましょう。
ここで重要なのは、真摯になっているかどうかは自分ではなく、相手はそう感じているか。
姿勢やお詫びの言葉など、心からお詫びをしているという意思表示を態度で示してください。
・言い訳はしない
言い訳をしないで、どうしてこうなったかという正しく説明してください。
言いたくない、言いにくいと思いますが、謝罪と状況説明をしないと相手の怒りは収まりません。
相手を前にするとうまく喋れないケースもありますが、まずは落ち着いて説明する時は「5W1H」を心掛けましょう。
・反省と今後
謝罪の言葉の後は反省と今後どのように注意するかを具体的に説明します。
「〇〇不十分だったと反省しています」といったように具体的に反省点を述べます。
そして、「〇〇を徹底して△△する」といった今後の改善点もきちんとと伝えましょう。
ミスした時の謝り方と謝る時のポイントについて紹介してきました。
謝罪はポイント押さえるだけで相手への伝わり方が違います。
相手の怒りの原因をしっかり理解した真摯な態度の謝罪は、きっと相手の心に届くはずです。