海外は日本と食文化が異なり、日本人には馴染みのない味の料理も多いです。
フレンチやイタリアン、中華は定番ですが、たまには他の海外料理を食べたいと思っていませんか?
世界にはまだまだ美味しい料理が食べられる国がたくさんありますよ。
今回はフレンチやイタリアン以外で、料理の美味しい国を厳選してご紹介しましょう。
モロッコ
モロッコ料理自体は聞いたことがあっても、どんな料理があるか認知していない人は多いのでは?
モロッコの料理はスパイスを効かせた料理が中心です。
代表的な料理と言えば、世界最小のパスタとして有名な「クスクス」でしょう。
また、上に長い蓋が特徴的な鍋の、煮込み料理である「タジン」も有名です。
この2つの料理はモロッコの2大名物なので、日本にある専門店でも馴染みのある料理ですよ。
本場では味付けは店によって違いますが、どのお店も多種多様なスパイスを使って奥深い味わい出す工夫がされているので、スパイシー料理が好きな方におすすめです。
アルゼンチン
サッカー選手のメッシの故郷でも知られるアルゼンチン。
国土が日本の7倍以上もあり、その各地で独特の料理が生まれているので、その味わいも実に多種多様です。
食料自給率は90%を超え、その広大な国土の恩恵を存分に受けていることが分かるでしょう。
アルゼンチン料理でぜひ食べてもらいたい食材は牛肉で、アルゼンチンが世界第1位の消費量を誇ります。
定番の調理方法は塩と胡椒で味付けた牛肉を炭火で豪快に焼き上げた、「アサード」という料理です。
「ただの牛肉の炭火焼だ!」って声が聞こえてきそうですが、これがアルゼンチンではスタンダードな食べ方です。
絶妙な火加減で焼かれた牛肉は柔らかくて、噛みしめるたびにあふれ出す肉汁。
塩コショウだけのシンプルな味付けが肉の旨味を引き立てます。
そこに「マルベック」という葡萄で作られた赤ワインとの相性も抜群ですよ。
ポルトガル
ポルトガルは隣にパエリアで知られるスペインがいるので、スペイン料理の影に隠れていました。
しかし、戦国時代に鉄砲とともに日本にやってきた初めてのヨーロッパ人は、ポルトガル人で日本と縁の深い国なのです。
タバコ、パン、かぼちゃ、金平糖など、日常生活の中にもポルトガル語に由来する言葉があるほど日本とポルトガルのつながりは深いです。
ポルトガル料理で有名なのは「バカリャウ」。
簡単に言うと干したタラです。
ポルトガル料理は魚や米が主体で日本でも食べられている物が多いので、日本人の舌に馴染みます。
特に日本人には「アロース・デ・パット」と言われる鴨ご飯が人気!
栄養満点で、どこか懐かしさを覚える味わいは、一度食べたらやみつきになるかもしれませんよ。
今回は料理が美味しい国をご紹介してきました。
名前は知っているけど、いままで素通りしていた料理があるかもしれませんね。
日本でも専門店は多いので、ぜひこれを機に味わってみてはいかがでしょうか?