世の中には、間違った敬語表現がいくつかあります。
中でも若者が使うとされる、若者言葉やバイト敬語は正しいビジネス言葉では表現が多いです。
今回は、若者言葉やバイト敬語の間違った部分や、正しい敬語について紹介していきましょう。
よく見られる間違った若者言葉
会社の信用を背負った人間は、適切な場面で正しい敬語が使えていないと未熟な人間に見られてしまいます。
適切な敬語が使えない人は相手に悪い印象を与えてしまうため、言葉選びには慎重にならないといけません。
・ら抜き言葉
若者でなくても使ってしまう、ら抜き言葉は「来れる」や、「見れる」などがよく使われています。
正しい使い方は「ら」を入れた「来られる」や、「見られる」となります。
特に「見れる」となると受身として使っているのか、可能である意味で使ってるのかが判らなくなります。
・短縮言葉
簡略に表現できる短縮言葉ですが、ビジネスの場面では使ってはいけない単語です。
例えば、「おはようございます」→「おは」、「お疲れ様です」→「おつ」などにした表記は若者のSNSではよく見かけることがあります。
「おつ」や、「おは」ではまったく何を言っているのか判らない人もいるので、使わないようにしましょう。
・超付き言葉
限度が大きい表現として、使われる「超」が付く言葉は若者だけではなく、年齢を問わずに色んな世代にも浸透されてきてしまいました。
しかし、ビジネスで使うのはご法度です。
友達同士では使うことはあっても、大事なビジネスの場面で使うことはNGです。
バイト敬語に要注意
バイトでは高校生が働く会社が多く、間違った敬語がたくさん使われています。
一見丁寧に感じられるバイト敬語ですが、きちんとしたビジネス場面では違和感を持たれてしまいます。
・よろしかったでしょうか
「よろしかったでしょうか」は過去の表現です。
正しくは「よろしいでしょうか」がきちんとした敬語です。
・~ほう
「コーヒーのほうでよろしいでしょうか」と、よく使われる「~ほう」は、正しい使い方ではありません。
「ほう」は、方角や方向指している言葉や、話題をぼかす表現として表されます。
そのため、決まっていることに対して使う物ではありません。
コーヒーであれば、「コーヒーでよろしいでしょうか」が正しい表記です。
日本語は表現が難しく、特に敬語は大人になっても使えない人は多くいます。
仕事のきちんとした場面では、正しい敬語を理解して、間違った表記は使わないように意識していきましょう。