ストレスも関係している?耳鳴りの原因や対処法

皆さんは耳鳴りが気になったことありませんか?
キーン、ジージー、ゴーゴーなど、様々な耳鳴りがあります。
耳鳴りが原因で命を落とすということはないですが、イライラしたり集中できなかったり、何となく頭が痛かったり日常生活の自分の身体に支障をきたすことがあります。
今回は耳鳴りについて原因や対処法をご紹介しましょう。

耳鳴りの3つの原則

・耳鳴りはほとんどの人に見られる
耳鳴りは自分だけと思っているかもしれませんが、実は人間というのは耳鳴りをよく起こしています。
耳鳴りがないという人は、耳鳴りの音が小さいため聞こえていない場合が多いでしょう。

・耳鳴りは常に変化している
時間単位や秒単位でも耳鳴りは様々な音・大きさに変化しています。

・耳鳴りは治らないケースもある
耳鳴りを治したいと考えている方も多いかと思いますが、場合によっては治らないケースもあることを知っておきましょう。

耳鳴りの仕組みと原因

耳鳴りの音の原因の多くは、異常興奮によるものだと言われています。
音は空気中の空気振動伝わります。
音がうち耳に入り空気振動がリンパ液の液体振動に変化し、電気エネルギーに変換される際に生じるものが耳鳴りです。
耳から出る電気信号は、ストレスや不安、喜びや悲しみ、睡眠などを感じる「扁桃体」やたくさんの記憶をしている「海馬」の影響が大きいです。
そのため、睡眠不足やストレス、不安などの心因的なものが耳鳴りの大きな原因となると言えます。

耳鳴りで見られる多くの原因は、日常生活にあると言えます。
上記で述べた通り、睡眠不足やストレスなどの心因的なことは特に大きな原因であると考えられます。
他には、緑茶やコーヒーなどのカフェインを過剰摂取している人や喫煙をしている人、髪の毛を染める有機溶剤の影響を受けている人や頭痛持ちの人などは耳鳴りしやすいです。
仕事などで大きな騒音を常に聞くことなども耳鳴りの原因になるでしょう。

耳鳴りの対処法

まずは、上記で述べたものに該当する人など症状が軽い人は、生活習慣を見直して改善してみましょう。
確実な耳鳴りの治療法というものはまだないと言われていますが、生活環境を整えるだけでも大きく変わります。
生活環境を整えたら、ビタミン剤や循環改善剤、漢方や抗ウイルス剤などを服用してみましょう。
症状がひどく、生活環境を整えても治らない場合は耳鼻科へ受診しましょう。
病院へ行くと「鼓室内注入療法」という神経の興奮を抑えるために鼓膜にステロイド剤を注射する方法や音響法(TRT)という機器を耳につけることで脳の過敏状態を抑え、耳なりを感じにくくする治療法などを提案してくれます。

たかが耳鳴りですが、されど耳鳴りでもあります。
少しでも気になる場合は、早めに生活改善や耳鼻科への受診をおすすめします。