占いをすると、「運」や「運気」、「運勢」という言葉で鑑定結果が示されることがあります。
「運命」「宿命」などと表現される場合もあるでしょう。
これらは一体、何なのでしょうか。
今回は、占いに登場する言葉について深掘りしてみました。
「運」とは?「幸運」や「強運」の意味
占いで「生まれつき強い運を持っている」「金運が悪い」などといわれますよね。
占い師によって見解が異なりますが、一般的に「運」とは人生の流れによってやってくるラッキー・アンラッキーのことを指します。
幼少期は何をやっても上手くいくシナリオが定められているとするなら、その時に得られたラッキーは「幸運」と呼ばれます。
強運の持ち主だといわれるのは、良い流れが来ている時にもたらされる幸運のパワーが強いことを意味しているのです。
例えば普通の人のラッキーが宝くじで1万円当選だとしたら、強運を持っている人は3億円を当ててしまうかもしれません。
運の強さには個人差があり、良い出来事も悪い出来事も穏やかに訪れる人もいれば、天国と地獄を両方味わう激動の人生を送る人もいます。
「運気」とは?「運勢」と何が違う?
運は、「運気」という流れに乗ってやってきます。
運気は風や水のように、一つの場所に留まることなく常に流れているものです。
運気がもたらすものは「運」と「気」であり、運が人に与えるラッキー・アンラッキーなら、気はエネルギーの性質を表します。
例えば運気が「水」の気を巡らせている時、「金運」を運ぶとされているためお金にまつわる出来事が起こるでしょう。
その人の周りに良い水の気の流れが生まれていれば、お金に恵まれます。
一方、水の気が濁っていれば質の悪い金運が訪れ、散財したり騙されたりすることも。
運気によってもたらされる「気」と「運」の種類はさまざまで、その種類によって「気」と「運」は相関関係があります。
また、人生のある時期では強い運が巡り、また別の時期では運が弱まるなど、運気の強さはタイミングによって変わります。
そのタイミングによって変わる運の強さを「運勢」といい、例えば「今年は運勢が良いけど、来年の運勢はいまいち」などと表現されるでしょう。
「運命」とは?「宿命」とは?
運や運気、運勢は、「運命」というレールの上に配置されるアイテムのようなものです。
運命とは一人ひとりが歩む人生の道のりで、生まれてから亡くなるまでどう生きるかが定められています。
平凡で安全な人生を歩む人もいれば、波乱万丈な人生を生きる人もいるでしょう。
その運命の上のさまざまなタイミングで、金運が高まったり、恋愛運に見放されたりしているのです。
仕事が上手くいくのも、健康に不安が生じるのも、すべて運命によって決まっていると考えられます。
また、「宿命」とはその人が人生の中でクリアするべき課題といえるでしょう。
命を懸けて戦うべき時が来たり、人生を変えるかもしれない決断に迫られたり、人によってどんな宿命の時が訪れるかはさまざまです。
占いとは、長い人生を生き抜くための知恵を授けてもらうこと。
どんな運命が待っているか、どのタイミングでどんな運を掴むべきか、果たすべき宿命は何か知れば、もっと生きやすくなる人はたくさんいるのです。