最近はちょっとしたことでも人間関係のトラブルに発展してしまうことが多いですよね。
しかし、トラブルを恐れてばかりでは後輩や部下の成長を促せない可能性もあります。
どう伝えれば相手のモチベーションを下げずに間違ったことを正していけるかが課題になりますよね。
今回は、相手を叱る時のポイント3をご紹介していきます!
大声を出さない!
大前提として、命にかかわること以外は大声を出してはいけません。
相手に身の危険が生じたときはやむを得ないこともあるでしょう。
しかし、叱る時のポイントは「相手を納得させる」ことなので、大声を出してしまうとそれができなくなってしまいます。
人は「怒られた」と感じると、具体的な反省をせずに相手を怒らせたことに落ち込んでしまいます。
根本的に解決したいなら、冷静に話して相手に納得してもらう方が効率が良いのです。
また、納得と説得の違いを明確に理解しておくことが大事で、説得は相手に自分の理想を押し付けてしまうことになりかねません。
理想通りに動いてほしい場合は、相手を納得させる話術が必要です。
怒りとは別の感情が大切!
叱る時に1番必要ないのが「怒りに任せた主観」です。
「やる気がない」「向いてない」などの言葉は全て主観です。
思い通りに動かない相手に対して怒りが抑えられない時もあるでしょうが、心の奥底には怒りとは別の感情があります。
怒りというのは表面に出やすい感情なので、そのままぶつけてしまいがちです。
怒りの奥の感情をしっかり言葉にできるようになりましょう。
例えば部下が無断遅刻をした場合は「事故や事件に巻き込まれたのかと心配になった」や「遅刻の連絡がないと信頼できなくなってしまうという不安がある」などの伝え方をしてみましょう。
叱る時の覚悟とは?
叱ると決めた時に必要なのが「覚悟」です。
納得してもらえるまで根気強く、なるべく具体的に改善するべきポイントを話し合っていきましょう。
相手の意識を変えるのではなく、行動を改善してもらえるよう働きかけるのがベストです。
抽象的な指示には即効性が無く、相手と自分の考えが食い違う場合もあります。
お互いが相手の改善点を把握しておくことで、早期改善が期待できるでしょう。
叱った後に励ますことも忘れてはいけません。
行動を改めた後、どのようなメリットがあるのかなどを伝えられると相手のモチベーションも向上します。
感情のコントロールをすることは自分の成長にもつながります。
今回紹介したポイントを踏まえ、部下との関係をより良いものにしていってください。