心と体が疲れ、やる気が出ないという人はバーンアウト(燃え尽き症候群)を起こしている可能性があります。
そもそもバーンアウトとは何か、またどのように対処すればいいのか知らない方は多いでしょう。
今回はバーンアウトの特徴や前兆、回避するための対処法についてご紹介します。
バーンアウトとは?
人間は常にストレスにさらされていますが、それが重なると心と体は疲れきってしまいますね。
やる気が出ない状態が続くことをバーンアウトと呼びます。
バーンアウトには前兆があります。
まず心や体に重い疲労感があり、しっかり休息を取っても疲労が続くでしょう。
感情も徐々に薄くなり、他人に関心が持てず対応も事務的になってしまいます。
今まで情熱を注いできたことに対しても、興味ややりがいを感じず失意のどん底に立たされた感覚に陥ります。
バーンアウトが発現しやすい人の特徴
バーンアウトを起こしやすい人は、次の特徴が見られます。
・人と関わりの多い仕事をしている
・常に強いプレッシャーの中で努力している
・努力しても成果を得られない状態が続いている
営業やサービス業、介護など人と関わる機会が多い仕事は、他人の感情に合わせて仕事をしなければならず、心への負担は大きいです。
また、長い期間プレッシャーを受けながら、めげずに努力を続ける人も大きなストレスと抱え込んでいる可能性があります。
努力を重ねても成果が出にくいと悩む人もバーンアウトを起こす気があります。
上記の条件に当てはまる人の全てがバーンアウトを起こすわけではありませんが、リスクを抱えていることを理解しておきましょう。
バーンアウトに有効な対処法
バーンアウトは対策を取れば回避は可能なので、有効な対処法をご紹介しましょう。
・気分転換を心掛ける
バーンアウトの前兆を感じたら、気分転換を心掛けましょう。
気分転換も1つではなく、色々な方法を持つことが理想的です。
行き先を考えずにフラッと散歩に出たり、映画を見に行ったり、一人で日帰り旅行をするのも良いでしょう。
何でもいいので、自分なりの気分転換を見つけてみてください。
・1つの物事に没頭しすぎない
バーンアウトを発現しやすい人は、1つの物事に没頭しすぎる傾向があります。
没頭すること自体は悪くありませんが、次第に私生活でも1つの物事に捉われ続けてしまう恐れがあるでしょう。
1つの物事に熱意を注ぐのではなく、適度に分散させることも安定した精神を保つためには大切ですよ。
バーンアウトは主に過度なストレスから起きてしまうものです。
特に頑張りやさんの人に発現しやすいので、ストレスを溜め込まない生活や考え方を身に付けていきましょう。
ご紹介した対処法でも改善されない場合は、カウンセリングの活用を考えてみてくださいね。