ストレスの解消にも!「コーピング」について知ろう

現代社会は、ストレス社会とも言われているほど、誰もが大きなストレスに晒されています。
イライラや落ち込みなどの精神的な症状だけではなく、頭痛や肩こりといった身体的な症状となって現れることもあります。
今回は、そのような症状の原因となるストレスを解消するために有効なコーピングについてご紹介します。

ストレスの正体が何かを知ろう

皆さんは、何がストレスの正体なのか気にしたことはありますか?
ストレスを客観視するためには、ストレスの正体が何なのかを知ることが必要になるので、考えてみましょう。
私たちが普段からストレスと言っているものは、「ストレス体験」のことで、ストレスを感じたら何らかの方法で発散しようとするという流れまでがストレス体験となります。
この体験は、ストレスを感じる出来事をストレッサーと言い、ストレスを発散しようとすることをストレス反応と言うのです。
ストレス反応は、ストレッサーに対して思い浮かんだことを意味する認知、気分や感情の入れ替わり、頭痛や胃痛などの身体反応、カラオケなどでストレスを発散するなどの行動に分けることができます。
ストレス反応にはどのような物があるか分かると、ストレスを客観視することができるので、これからご紹介するコーピングにも役立ちます。

コーピングとは?

コーピングという言葉を聞いたことがないという方も多いのではないでしょうか?
この言葉はス卜レスから自分を助けることを意味していて、イライラや不安が溜まった時にどのような対処をするのかがコーピングの大切なポイントになります。
コーピングをするためには、前述したようにストレスの正体が何なのかを知ることが大切で、ストレスに気が付き、観察して、理解することが第一歩となります。
特に、認知と行動がストレス反応として現れている場合は、コーピングが非常に有効です。
認知や行動のストレス反応にコーピングで働きかけることができれば、気分や感情、身体反応に対しても良い効果を期待することができます。
何か嫌な感情を感じた時に、「こういう感情もあるんだなぁ」と受け止めるだけでもかまいません。
どんな風にコーピングしたら良いか分からないという人は、頼れる人を書きだしたり、ポジティブなイメージを持ってみたり、自分自身を肯定したり、自分の良いところをリスト化するなどを試してみてください。

忙しい毎日の中では、ストレスを感じずに生活することは難しくなっています。
同じようにストレスを感じ続けるのであれば、コーピングを実践してストレスを溜めこみ過ぎないように過ごしましょう!