食べて健康に!アジアの秘法「栄養学」から体調を整える

日本や中国、インドなどのアジア諸国では、体と心を整えるための栄養学が発展してきました。
体調に合わせて食材や薬草を選び、症状によって調理方法を変えるなど、東洋医学の基本は栄養を体に取り込むことにあります。
現代でも、風邪など病気の時は消化が良く栄養価が高いものを食べ、体力を回復したい時はスタミナがつく料理を選びますよね。
食べて体の調子を整え、心まで健康にするのが栄養学です。
今回は古来から伝わるアジアの栄養学から、症状に合わせた食事の取り方を解説しましょう。

 

発熱・のどの痛みに効く!風邪の時に摂りたい栄養

風邪の症状で辛いのは、発熱やのどの痛みですよね。
高い熱が出ている時は水分やミネラルを多く消費するので、たっぷり補給できる食材を摂りましょう。
ほうれん草やにんじん、かぼちゃに含まれるビタミンAは免疫力を高め、スープにすることで溶けだした栄養と水分を効率良く摂取することができます。
のどの痛みを緩和するには粘膜の保護を助けるハチミツや大根、バナナ、りんごがおすすめです。
いちょう切りにした大根をハチミツに漬け、のどを潤すように口に含むと痛みが治まります。

 

胃もたれ・下痢に効く!胃腸が疲れている時に摂りたい栄養

胃腸が荒れがちな時は、低脂肪で繊維質が少ないものを選びましょう。
お腹の健康のために食物繊維が多く含まれるごぼうなどの根菜類を食べる人もいますが、胃痛や腹痛がある時は避けてください。
消化によいおかゆやうどん、白身魚、豆腐は薄味で、温かいスープと一緒に食べるのがおすすめです。
冷たい食べ物や飲み物は控え、脂っこい食事やアルコール、コーヒーもおやすみしましょう。

 

疲れに効く!疲労回復したい時に摂りたい栄養

疲労の原因は細胞の酸化にあります。
抗酸化作用のあるキャベツや小松菜、トマトのほか、エネルギーに転換される栄養素ビタミンB1を多く含む豚肉、大豆、ナッツ類にも疲労回復効果が期待できるでしょう。
スタミナ料理といえばニンニクですが、アリシンという成分がビタミンB1に結合して糖質の代謝を促進し、体力の回復と持続をサポートします。
すりおろしたり加熱したりするとより多くのアリシンが生成されるので、焼肉のタレや汁物に混ぜて使うのもおすすめです。

 

症状に合わせて必要な栄養を摂ることも大切ですが、「食べたい」と感じるものは本能的に体が欲している食材なのかもしれません。
疲れている時に甘いものが食べたくなったり、脂っこいものが食べたくなったりした時は、体調と相談しながら適量を守って楽しくいただきましょう。